退職を決意し、いざ退職届を作ろうとしたとき、意外と多くの人がここでフリーズします。
「手書きじゃないと失礼?」
「PCで作ったら無効になる?」
「印鑑は必須?シャチハタでもいいの?」
結論から言うと、退職届で揉める原因は「失礼かどうか」ではなく、「会社のルールとズレているかどうか」です。
このページでは、余計なマナー論は省き、**「一発で受理されて、無事に辞めるための最小ルール」**だけに絞って解説します。
結論:迷ったらこの「3つのルール」だけでOK

- ルール1:会社の指定フォーマットがあるなら、それが絶対最優先
- ルール2:指定がないなら、PC作成で全く問題ない(むしろ安全)
- ルール3:印鑑は「朱肉の認印」を押す(シャチハタは絶対NG)
会社によっては「退職届の専用用紙」が用意されていることがあります。
まずは就業規則を見るか、人事に「指定のフォーマットはありますか?」と確認するのが一番の近道です。
退職届は手書きじゃないとダメ?(PC作成のススメ)

「退職届=手書き」というイメージが強いですが、法律上、手書きでなければならないという決まりはありません(※会社の社内規程がある場合を除く)。
実務上は、指定がないなら「PC作成」の方が圧倒的に揉めにくいです。
- 誤字脱字が減る(書き直しが圧倒的にラク)
- 退職日や氏名が読みやすく、人事の処理ミスが起きない
- 提出前にコピー(控え)を取りやすい
- 年配の上司が多い会社や、古い体質の会社に「丁寧」と受け取られやすい
- 「手書き指定」の会社ルールに対応できる
本文や日付はすべてPCで作成・印刷し、最後の「署名(自分の名前)」だけを黒のボールペンで手書きして印鑑を押す。これが一番丁寧に見えつつ、ミスもない最強の方法です。
印鑑は必要?シャチハタはなぜダメなのか

100円ショップで売っているような「認印」で構いません。
ただし、「シャチハタ(インク内蔵型のスタンプ印)」は絶対に避けてください。
シャチハタはゴム製のため、時間経過でインクが消えたり、変形したりする恐れがあり、「重要書類の印鑑」としては認めない会社がほとんどです。
「シャチハタだから書き直して」と突き返されるのが一番もったいないので、最初から朱肉の印鑑を使いましょう。
【PC作成用】これだけでOK!退職届のレイアウト

PCで作る場合、以下の設定にしておけば「非常識だ」と言われることはありません。
- 用紙: A4サイズ・白無地のコピー用紙
- 印刷: 片面印刷
- フォント: MS明朝 や 游明朝(読みやすい明朝体)
- サイズ: 本文は11〜12pt程度
- 理由: 「一身上の都合により」のみ(具体的な不満や理由は絶対に書かない)
退職届は「退職を通知する事務書類」です。余計な感情は書かず、淡々と事実だけを記載するのが一番早く受理されるコツです。
よくあるミス:ここで差し戻される!4つの注意点

退職届が完成したら、提出前に以下の「あるあるミス」に引っかかっていないか確認してください。
先述の通り、即NGになる可能性が高いです。必ず朱肉を使う認印を押してください。
右上の日付は「提出する日」、本文の日付は「退職する日」です。ここを間違えると書類の効力が曖昧になり、書き直しを求められます。
上司と「退職日」の合意が取れていない状態で退職届を出すと、後から日付変更になり再提出の手間が発生します。
これが一番多いミスです。提出前に必ず「専用の用紙はないか」を確認しましょう。
“揉めない”ための提出手順(順番が命)
形式が完璧でも、「いきなり退職届を叩きつける」のはトラブルの元です。
揉めずに最短で辞めるには、以下の順番を守ってください。
- 退職の意思を伝える(まずは口頭やメールで「相談」という形をとる)
- 退職日をすり合わせる(引継ぎや有給消化のスケジュールを決める)
- 退職日が確定してから、退職届を提出する
この順番を守れば、退職届は単なる「確認作業」となり、スムーズに受理されます。
次のステップへ
無事に退職届の準備ができたら、次は「有給消化」や「引継ぎ」、そして「退職後の生活」に向けた準備です。
以下のチェックリストに戻って、抜け漏れがないか確認しておきましょう。
