退職届を書くとき、いちばん止まるのが「日付」です。
書式そのものはテンプレで終わるのに、日付だけは人によって答えがバラつきます。
理由はシンプルです。
退職届には 日付が2種類登場するから。
- 提出日(提出した日/作成日)
- 退職日(辞める日)
ここを混ぜると、会社側も「どっちの意味?」となり、書き直しや確認が発生します。
このページは、退職届の日付を“迷わず正解に寄せる”ための整理です。
結論:右上の日付は「提出日」が基本
退職届の右上に書く日付は、基本的に 提出日 です。
- 右上:提出日(提出する日)
- 本文:退職日(○月○日をもって退職)
「退職届だから退職日を書く」と思いがちですが、書式としては 提出日(書類の日付) を置くのが一般的です。
本文の中で「退職日はいつか」を別で書けば、読み手が迷いません。
退職届の正しい配置(提出日/退職日)
よくある正しい配置は、これです。
- 右上:提出日(例:令和○年○月○日)
- 左上:宛名(会社名+代表者名+殿)
- 中央:タイトル「退職届」
- 本文:退職日(「令和○年○月○日をもって退職いたします」)
- 右下:所属・氏名・印
この形にしておけば、日付で揉める可能性はかなり下がります。
コピペでOK:退職届テンプレ(提出日と退職日を分ける)
退職届(基本形)
(右上)令和○年○月○日
(左上)株式会社○○○○
代表取締役 ○○○○ 殿
(中央)退職届
(本文)一身上の都合により、令和○年○月○日をもって退職いたします。
(右下)所属 ○○部
氏名 ○○○○ 印
ポイントは、右上の日付が「提出日」、本文の日付が「退職日」。
同じ日付を2回書く必要はありません。意味が違う場合だけ、2つの別日付が出ます。
提出日っていつ?よくあるケース別の正解
口頭で伝えた日=提出日ではない
退職の意思を口頭で伝えた日は、あくまで「相談した日」です。
退職届の提出日とは別です。
- 口頭で話した日:相談日
- 書面を出した日:提出日(退職届の右上)
人事に出した日?直属の上司に出した日?
会社によってルートが違いますが、基本は「提出先に提出した日」です。
- 上司に手渡し → その日が提出日
- 人事に提出 → その日が提出日
- 上司→人事と回る → まずは上司に出した日でOK(運用が厳しい会社は人事提出日と言われることも)
迷うなら、こうすれば安全です。
“提出する当日に日付を書く”。これでズレません。
退職日(本文の日付)はいつ?まだ確定してない場合は?
退職日が確定している場合
会社とすり合わせて確定した退職日を、本文に入れてOKです。
まだ退職日が確定していない場合
この状態で退職届を先に出すと、あとで日付変更になりやすく、揉めポイントになります。
迷うなら、先に「退職の意思表示」から進める方がラクです。
- まだ調整中:退職届よりも「退職の相談メール」→日付確定→退職届
- もう決めたい:上司と退職日を確定させてから書く
※会社によっては「退職願 → 退職届」の順を求めることがあります。
社内規程が強い場合は従った方が早いです。
未来の日付を書いていい?(提出日が未来)
提出日が未来だと、「まだ提出していない書類」に見えます。
提出日=提出日なので、基本はおすすめしません。
ただ、例外として「事前に作成し、当日提出する」なら、当日の日付に合わせて書くのは実務上よくあります。
ズレるのが怖い人は、結局これが安全です。
- 提出当日に日付を記入(いちばん事故らない)
郵送で提出する場合、提出日はいつになる?
郵送の場合は、解釈がブレやすいです。
一般的には次のどちらかで扱われます。
- 投函日(ポストに入れた日)
- 会社到着日(受領日)
揉めたくないなら、実務的にはこうします。
- 右上:投函日(作成日)を書いて、送付状(添え状)で「本日投函しました」と明記
- 追跡できる方法(簡易書留など)にする
- 会社の指示があるなら、それに合わせる
「いつ出したか」が証明できると、余計なやりとりが減ります。
西暦と和暦(令和)、どっちが正解?
会社の指定に合わせるのが最優先です。指定がなければどちらでも致命傷にはなりません。
ただ、迷うなら和暦(令和)が無難です。社内書類は和暦の会社がまだ多いからです。
統一感も大事です。
提出日が和暦なら、本文の退職日も和暦に揃える。これだけで「雑さ」が消えます。
よくあるミス:日付で事故るパターン
ミス1:右上に退職日を書いてしまう
右上に退職日を書くと、書式として違和感が出やすいです。
会社側が「提出日を書いて」と言ってくることがあります。
ミス2:日付が2回出て、意味が混ざる
右上にも本文にも日付があるのはOKですが、意味が違うからです。
「提出日」と「退職日」を混ぜると、確認が発生します。
ミス3:日付を書かずに提出する
「いつ提出された書類か」が不明になります。
後から揉めたくないなら、日付は必ず入れます。
ミス4:退職日が変わったのに退職届をそのまま
退職日が変更になったら、退職届も合わせるのが基本です。
会社によっては再提出になります。ここはケチらない方が早いです。
退職届と退職願の違い(混乱しやすい)
- 退職願:お願い(撤回余地がある扱いになりやすい)
- 退職届:届け出(退職が前提)
会社が「まず退職願」と言う場合もあります。
ただ、現実的には社内フローに合わせればOKです。
迷うなら、先に上司へ確認した方が早いです。
退職届の日付を決める“最短ルール”
迷ったら、これで決めてください。
- 提出日:提出する当日の日付(右上)
- 退職日:会社と合意した最終退職日(本文)
- 表記:和暦か西暦を統一
- 不確定:日付確定してから退職届
「正しい書式」より「揉めない運用」が大事です。
そのための最短ルールが上の4つです。
Q&A:よくある質問(検索で拾われやすいところ)
Q. 退職届の日付は上司に見せた日?人事に出した日?
A. 基本は「提出先に提出した日」。
まず上司に提出する運用なら、その日でOKです。迷うなら当日記入でズレを消します。
Q. 退職日が月末じゃないとダメ?
A. ダメではありません。会社の給与締めや社会保険の都合で月末が多いだけです。
ただし、会社と合意した日付を書くのが前提です。
Q. 有給消化を挟むと日付はどうなる?
A. 退職日は「雇用契約が終わる日」です。
有給消化期間の最後の日=退職日になるケースが多いです(会社の扱いによるので確認が確実)。
Q. 退職届を先に出したら、退職日を変えられる?
A. 会社との合意次第です。
退職日が変わったなら、書類も合わせて修正・再提出になることがあります。
今日やること(30秒で終わる)
- 右上=提出日(提出当日に書く)
- 本文=退職日(合意した日)
- 和暦/西暦を統一
これで「退職届の日付」で止まらなくなります。
